このクラブについて

2020年9月2日

日本中でお仕事をされている着付け師さん。
まだまだ駆け出し着付け師の方たちまで。


趣味ではなく、お仕事として他装をされている着付師さんのための情報交換の場としてこの着付師クラブを作りました。

このブログは着付けブルージュが主催しています。

「キレイにきものを着たい」「きものを着て特別な日を楽しみたい」そんな想いのお手伝い。結婚式や七五三、入学卒業式などの冠婚葬祭や、前撮り後撮りからモデル撮影の和装…
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着付け師としてデビュー間もない方たちには、参考になったらいいな…の情報を。

現場でご活躍中のプロの方たちには、ちょっとした息抜きの場所を

という事で、

「こういう事もあるよ」

「着付け師のみんなに伝えたい」

なんて事があれば、インスタよりDMください。

@bruges_dresser

着付け師

キモノの着付け師という仕事

着付け師への入り口はみなさんバラバラですよね。
着付け教室で自装から入られた方、先に美容の世界から入られた方、とにかくお仕事で必要に迫られて入った方。
いろいろです。

でも、お支度で最後に指すところ、ゴールはみんな同じ。

実際に現場へ入るとき、多くの着付師さんがいるテナント系でされている人もいれば、お世話になっている着付師さん(先生など)と一緒にお仕事される人、いろんな業者さんの中へ一着付師として入る人(わたしはこのパターンが多いです)。

着付けの仕事は常に必要というわけでもなく、実際求人が溢れているような業種ではありません。

それでも、日本の伝統技術を扱う人間として、なくてはならない職業だと思っています。

思い込んでいます。

(なくなったらダメですよ〜)

そんな着付け師同士、技術の相談や着付け師としての話しができたら、お互いのプライドもくすぐられ技術も向上すると思うんです。

着付けの仕事は経験積むのみ!

着付けの技術は素晴らしいのに、ちょっと威圧的なお客様を前にすると全く動けなくなってしまう人、多々見てきました。

実際わたしも駆け出しで自分の腕に自信が持てなかったとき、お客様の一言にオロオロ同様しまい、一緒に現場にいた美容師さんに叱られたこともありました。

もちろん今は、うまく対応できるようになりましたが、経験が浅いうちは強くいろいろ押し付けられるとどう対処して良いのかわからなくなっちゃうんですよね。

「こういう時どうしたらいいのか」なんてお教室では教えてくれません。
全ては現場で積むしかないんです。

でも現場ではせっかく他の着付師さんと一緒に現場に入れても、一人づつお着付けしていたら他の人のやり取りまで聞いてはいれません。
ガッカリしながらお家に帰るしかありませんでした。

そんなとき、たまたま一緒の現場に入った着付け師さんとランチをする時間があり、たっぷり着付けの話しをができました。
自分の中で迷ったことなんかも話すことができて、自分が気づかなかったヒントみたいなものをもらうことができたんです。

一気にもやもやが晴れた

そんな気持ちでした。

そしていっそう着付けの仕事が好きになりました。

着付け師の世界へようこそ

同じ着付け教室を卒業した仲間の中でも、今プロの着付け師として残っているのは二人だけ。

初めは着付けの友達作るんだ〜〜〜なんて思っていたのですが。

…厳しい現実です。

同じ会場や職場じゃなくても、着付けの話ができる仲間が欲しいって思っていました。

また、着付け教室は卒業したのにそのあと進む道がわからなくて困りました。

お世話になった先生は教室の先生はされていましたが、着付師業は年齢的にやめられていたんです。
先生のアシスタントという道は少しはあったのですが、わたしは現場でいろんな人に着物を着せたっかったんです。着付け師になりたかったんです。

当時いろいろと求人を探しましたが、着付けの仕事で未経験OKなんて、正直ありません。
一番の近道は紹介だと言われましたが、周りに着物や美容に関わる人はいません。

結局は、いきなりお仕事の自信はなかったので、銀座の美容サロンでやっていた着付けレッスンに申し込みました。(もちろんお金も払いましたよ)
もう一度学び直そうというより、お客様に触れるのはまだ怖かったんですね。
そしてそこで週に1日お仕事をさせてもらうことになり、やっと着付師の道を歩き出したんです。

お金を払って週一にちに着付け代をいただく・・・
全く収入にはなりませんでしたが、とにかく無給でいいから経験を積みたかったんです。

まとめ

きっと今も

もっとうまくなりたい
経験を積みたい
できれば仕事に

そんな風に悩んでいる「着付師の卵さん」もたくさんいるんでしょう。

こんな時代です。

2020年夏 コロナ禍

いま世の中は冠婚葬祭も自粛され、観光客もいません。

それでも腐らず、こんな時期だからこそ「じっくり研究して練習することができる」「いざとなった時に腕が落ちていたなんて嫌だ」と頑張っている着付け師さんたちもたくさんいます。

負けていられません!

このクラブでは「技術のこと」や「道具のこと」など着付け師としての話しを載せていこうと思っています。
そう、マニアックがいいですね。
できたら練習会やイベントなんかもやっていけたらいいと思っています。

どうぞこれからお付き合い宜しくお願いします。

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